「結論から言うと、スタッドレス必須だが主要道路は快走可能。営業再開した店は最高に温かい」
準備編:冬の能登ドライブの注意点
冬の北陸・能登半島タイヤ事情
スタッドレスは必須。全く雪の気配がなくても、一気に積もることがある地方。「出発時は雪がなく、訪問中に降雪」が一番怖いものです。必ず冬タイヤ装着を!!
能登に入る前にガソリン満タン!!(高岡で満タンにすべき理由)
能登半島は先に進むほどガソリンが高くなります。七尾あたりでも、リッター10円以上高くなる印象です。東京方面から入ると、北陸自動車道の小杉ICで一度下道に降り、高岡ICで能越自動車道に戻ります。その間の給油を強くおすすめします。一旦下道に降りる、小杉IC~高岡ICが給油チャンス!七尾市に入ると、ガソリン価格がリッター20円程度高くなります。
車道・歩道とも段差に注意
マンホール部分が隆起していたり、剥がしたタイルが積んであったりする。下道、特に路地では速度を控えめにしたい。元気なお子さんは特に注意!
1日目:高崎~珠洲|復興を感じる出会い
高崎から珠洲市までは、約6時間半。上信越自動車道→更埴JCT→北陸自動車道→上越JCT→北陸自動車道→小杉ICで下道に降り、高岡ICで高速に乗り直し、能越自動車道→七尾城山ICで降り、小島西部交差点から再度高速、のと里山空港ICで降り、最後は珠洲道路(県道26号)をひたすら進みます。実際、七尾城山ICからは一般道の珠洲道路を進んでもほぼ変わりません。
県境のパーキングで石川に降り立つ
幹線道路は、能登の先端までストレスフリー。
珠洲市街を先端に能登半島を1周するような国道249号の2つが幹線道路。国道249号は北東部分に一部不通区間があり、輪島・能登半島先端の行き来は、249号北東部分が一部不通なので、珠洲道路を使います。
地元密着タイプのスーパー「ニューライフながたに」
https://maps.app.goo.gl/b6SXqnApyN7v8TEg9
https://www.isico.or.jp/i-maga/journal/i110562.html
中島菜手延べうどんを購入しました。店内はクリーニング店・贈答品販売・日用品販売を兼ねており、デパートとクリーニング店と百均の雰囲気が合わさったようなお店で、地域の方々から愛されている雰囲気が伝わってきてほっこりした気持ちになりました。「クリーニングを出してある方は早く取りに来て下さい」というポップもあり、地元に帰ってきたような感覚になりました。
買い物は早いうちに。閉まるし、お店も減る。
珠洲の現状をみる
珠洲温泉宝湯別館:心遣いに溢れたアットホーム旅館
https://maps.app.goo.gl/27zK7JBCsu5tbxzL6
本館が能登半島地震で全壊し、別館のみで営業を再開した旅館。お風呂は、ほっとする家庭的なお風呂のような空間。ヒノキの浴槽で、大きい方と小さい方、2つある。屋外から風呂を沸かしていただき、熱くなってくるのでセルフで水でうめて調整する。床がやや斜めになっている箇所もあり、震災の被害の大きさと、営業してお客さんを迎えてくださっていることのありがたさを実感する。おしゃれで気高い感じではなく、お湯と落ち着く和室に身をゆだねて、穏やかな時間を過ごす。一つ屋根の下にスタッフの皆さんも他のお客さんも一緒に過ごしている感覚がある宿。絶対的にプライベートな空間が好きな方には向かない。
2日目:輪島朝市と絶品寿司
朝から稼働する復興工事
旅館近隣の標識が根元から傾いていて、被害は今もありありと残る。閑散とした住宅街にダンプや重機が往来し、絶賛被害建物の解体作業中。海沿いの路地を行くか迷ったが、ダンプや重機の往来が多く邪魔になりそうで、県道249号を進むことにします。
「展望台スカイバード」
珠洲岬・日本海を望みます。眼下にある黒い瓦の建物群は、「よしが浦温泉 ランプの宿」です。電気が通っておらず明かりはランプのみ、それが名前の由来なのだそうです。令和8年1月現在は、能登半島地震の影響で休業中。
禄剛崎灯台へ。「道の駅狼煙」の駐車場に車を止めて、約10分坂道を登ります。途中ゴリゴリトラックが登っていきましたが、工事関係車両でした。一応登りきったところにも駐車できる敷地はありましたので、歩くことに不安がある方は道の駅狼煙等に事前連絡してみると良いかもしれません。禄剛崎灯台から西に進むうちに数か所絶景ポイントがあるようで、時間が許すならば訪問したかったところでした!
輪島朝市は、「パワーシティ 輪島ワイプラザ」で営業中!
https://maps.app.goo.gl/eW1kTFLh6xev39r38
「パワーシティ 輪島ワイプラザ」の「グルメ館」と書かれた建物内の敷地で現在の輪島朝市は営業しています!建物の外には特に表示もなく、建物内に入っても迷うかも知れません。オレンジ色の朝市ののぼりが見えます。体感で百円ショップくらいの広い空間に、屋台が軒を連ね輪島塗、珠洲焼、海産物、雑貨などが売られています。私は手前から順に1周し、折り返して目星をつけたものを購入する方針にしました。お店お店で皆様から声をかけていただき呼び止められ、危うく日持ちしない生鮮食品まで買いそうになりました。なんとか歩みを進め、能登の塩、輪島朝市がま口を購入し、最後に、一番気になっていた珠洲焼のお店へ。迷いに迷った末、湯呑2つと片口1つをいただきました。珠洲焼はその名の通り珠洲市の焼き物ですが、実は令和6年能登半島地震の前年、令和5年のゴールデンウィークに珠洲市に大きな被害をもたらす地震があり、その被害をきっかけに珠洲焼の作家さんが何人も引退なさってしまったそうです。そしてこの雑貨屋さんは輪島朝市でお店を構えていらっしゃったものの、令和6年の能登半島地震で建物が全壊し、今はワイプラザ内・出張で営業し、店舗復活を目指されているそうです。 そんなお話に聞き入っていたところ、「やっぱりお会いしましたね」と声をかけられました。振り返ると、珠洲温泉でご一緒したお二人ではありませんか!!両手に輪島朝市のビニール袋。お二人も珠洲焼に惹かれ、結果的にお父様が私と全く同じ3つを選ばれていました。何もお伝えしていなかったのに、笑ってしまいました。その後店員さんとお話しし、お二人と3人で写真を撮っていただきました。
本来の輪島朝市の状態は…?
元来の場所は建物が一切ない状況。現在は被災前の輪島朝市は建物自体が大方失われてしまっている状態(一部区画除く、後述)です。
寿司巡り・輪島朝市の皆様おすすめ「伸福」
https://maps.app.goo.gl/Q2bUk43cQGNaPWU38
「地物にぎり」を注文。カニ、ふぐ、のどぐろ、等の地物のネタが八貫。魚とシャリが抜群に美味しいのに加えて、絶妙な炙りだったり昆布、薬味が添えられていたりして、「このお店だからこそのおいしさ」も感じられ、一貫ずつ大切にいただきました。汁物はあおさの味噌汁です。温かく、磯の優しいうま味がします。そして食べ終えた後メニューに改めて目をおろすと、屋外ののぼりにもある「能登牛」の文字が。お父様と「能登牛のとろ炙り」の握りとのどぐろを追加オーダー。寿司屋さんでお肉を目立つように押し出していることに新鮮さを感じ待っていたところ、能登牛とのどぐろ登場。早速いただいてみると、柔らく甘い肉とシャリがマッチし、お魚のお寿司を一切邪魔しない美味しさ。実際に地物にぎり→能登牛→のどぐろ、の順でいただいたわけですが、能登牛が完全に「お寿司」に調和していて衝撃を受けました。
道の駅輪島:お土産はポップなものから玄人好みまで
https://maps.app.goo.gl/qEoq5Dzs8NzhUtwW9
千枚田へ・立派な棚田、曇りでも訪問の価値あり。
能登町の酒造「数馬酒造」
内外装とも綺麗に整っていて明るい店内
https://maps.app.goo.gl/Kx3V2AXyvtz6UiZs5
能登町の、歴史ある「紅寿し」へ。
https://maps.app.goo.gl/VK5vZng67JHs5Btr7
カウンターと奥の座敷、年季を感じるのにとても清潔感ある店内。広くはないものの大将のお人柄なのか、活気を感じます。注文が入っていない時はテレビを見つつリアクションを取ってらっしゃる、親しみやすい雰囲気です。「北陸」をお願い。先に汁物をいただきます。アツアツで、魚のアラとネギがたっぷり。おかわりをいただかなかったことを執筆しながら悔いています。美味しかったです。そしてお寿司も到着!12貫がぎっしり載っていて、がっつりお寿司をいただけます。さらに色んなネタも楽しみたく、かわはぎとカニを追加でいただきます。かわはぎの寿司は初めてで、軍艦です!醤油もつけてくださっていて、味が濃くてすごく美味しいです。カニももちろんおいしい。海苔にもこだわってらっしゃるのか、ほろほろとした味わいがたまりません。
震災を乗り越えて地域住民の希望に「かくだスーパーマーケット」
https://maps.app.goo.gl/Kx3V2AXyvtz6UiZs5
あまり広くない店内ですが、奥行きがあり生鮮食品や飲料など、しっかり充実している感じです。手前から進んでいくと、地面に浮き沈みを感じる箇所が複数あり、被害を乗り越えて(場合によっては受け止めて)頑張っていらっしゃるのだろうと考えさせられます。地元のお米や地酒も複数扱っていたり、土産物もおいてあったり、旅行中に立ち寄っても楽しめるスーパーだと思います。私は柳田町のお米5kgを買って帰ることにします。店員さんも親しみやすい雰囲気の方々で、近所に暮らしたらここに通うだろうな~と想像しました。
https://mainmark.co.jp/works/interview081
和を感じる老舗旅館:能州いろは
https://maps.app.goo.gl/Gtd6NFRCqauM53LE7
能登町から七尾はざっくり1時間。明日訪問するかもな~と思いつつのとじま水族館への標識などを見ながら能登島を経由して、20時、無事に和倉温泉に到着です。2泊目は能州いろはに宿泊します。旅館に入ると、日本式のテイストで琴、盆栽、陶磁器など立派な玄関・フロントです。少しすると奥からご主人?が出てきてチェックイン手続きをしてくださいました。そのままエレベーターで部屋に上がります。広々として、洒落っ気がある感じではないですが落ち着いた空間です。大浴場は22時までです。今回の旅行は2泊3日、なんとしても今日は一杯楽しみたい!と思っていたものの、近隣の飲食店は軒並み営業が終っていたり、月曜で定休日だったり…。なんとか営業中の様子のお店に電話をかけてみても早じまいだったり…。お風呂も晩酌もできないのは避けたいので、一旦大浴場を楽しむことにします。貸し切りです!源泉89.1℃。海から湧き出る温泉のため、頭からかけ湯をすると、口周りではっきりしょっぱさを感じます。特に肌に痛みなどは出ませんが、顔にしっかりかけ湯をしてそのままにしておくとひりひりするかもしれません。シャワーは淡水なので安心です!しばらく内湯を楽しんだ後、露天風呂に出てみます。露天風呂は足を伸ばして入れるのは2人程度の空間です。内湯と同じく熱めのお湯で、塩分が強いこともありどんどん汗が出ていきます。 お風呂を出た後も、しばらく汗が出続けます。更衣室でドライヤーや綿棒をお借りしている間中扇風機の前にいましたが、それでも体は冷めません。
夜の七尾はお店が限られる
まずは南に進みます。和倉温泉加賀屋・和倉港の方面には、写真の通り立ち入れなくなっています。その向かいには、白木屋の明かりが煌々と。店内からは元気な団体客の声が聞こえます。せっかくなのでもう少し歩いてみます。南の方にラーメンの文字が光っています。「ラーメン居酒屋ゆっちゃん」、朝4時まで営業しているようです。もし東側にもう少し歩いてめぼしいお店が無かったら、こちらに戻ってこようということで、東進していきます。それが、建物が解体された跡地も多く、進むにつれ明かりが減ってきます。不安。赤ちょうちんを遠くに見つけた!と思ったら歩行者用の赤信号でした。それくらい、営業中のお店に飢えた状態です。すると、プレハブの建物が南北に並んだイベントスペースが出てきました。その中に「中華食堂 北京」が。明かりがともっていましたが、営業終了でした。牡蠣を提供すると思われるお店や、酒屋、家具の工房も入っていて今度は下調べの上訪問したいです。(翌日も11時頃訪問しましたが営業していない店舗も。)
気を取り直してさらに東進しますが、ようやく現れたのはセブンイレブン。おみやげコーナーもあったので、この先もお店に出会えなかった場合に備えておつまみを購入。このセブンイレブンにも県外ナンバーのトラックが複数止まっていて、和倉も復旧真っ盛りであることを改めて感じます。輪島の朝市の、珠洲焼店の店員さんも、「能登半島は和倉が復旧して人が戻れば、能登の先の方まで人が来てくれる」と仰っており、和倉の復興は能登半島全体の復興に欠かせないそうです。
「貴寿司」最高の能登寿司・日本酒で夢見心地
https://maps.app.goo.gl/bsue7fidgVjvtX5p9
上にぎり、アカニシ貝、日本酒・千枚田の純米吟醸をいただきます。大将がカウンターで握って出してくれ、お酒や単品は女将さんがのれんの奥から持ってきてくれます。まずは千枚田とお通しのホタルイカの沖漬けをいただきます。千枚田は、渋めの味わいで舌にどっしり残る感じ。甘さはあまりなく、落ち着いた辛さがあります。ホタルイカ沖漬けは、単品で頼むか迷っていたので嬉しい!そして満を持してにぎり…めちゃめちゃうまいです。何がそうさせるのか分かりませんが、すごくおいしい。後から考えてみると、シャリの温かさ、ネタの大きさなどが完璧で、「ネタが冷たい」とか「大きい」とかの雑念が一切なく、ただ寿司がおいしいことだけに集中できる美味しさがあるのかも知れません。気付いたら千枚田が空になったので、白菊純純米吟醸を頼み、早速いただきます。これまた、思わず微笑んでしまうような香り高い甘み。しっかり残るが心地よい米の甘さです。華が炸裂したような、フルーティな味わい、最高です。微笑んでしまうような、というか微笑みました。最高の食事でした。既に幸福度は限界値を突破していましたが、自分史上最高かもしれない食事をさらに高みへ、と香箱がにも注文。やりたい放題です。そしてこのあたりのタイミングで食べたうなぎもまた美味しいこと…。焼き加減が完璧で、名古屋で食べたひつまぶしや千葉の香取で食べたうな重が走馬灯のように駆け巡る美味しさです。(このあたり、冷静さはありません。心地よくなってしまった雰囲気をお楽しみください。)これでもかというくらい美味しく、特にうなぎ、カニ、白菊では意識が飛びそうになりました。1万円いくかな、と財布を確認し、十分現金をもっていることを確認。全然一万円いってもいい。これだけ飲み食いし、お会計は8,000円代でした。なにせ振り返っても最高の食事だったので、仰る通りのお金を払わせてください、という気持ちでした。本当に美味しかったです、ご馳走様でした。
食事とお酒で帰り道は温かく、行きにも寄ったセブンイレブンで能登ミルクのジェラートを購入。手にもって宿に帰ります。段差に気を付けながら10分ほど歩いて到着!明日の身支度をしながらいただきます。あまり濃厚な感じではなく、まさにジェラートの食感です。個人的には、せっかくミルクならもっと濃厚なものが好きです!(ジェラートをいただきながら、アイスクリームを想像してしまった自分に原因がある気がします。)
お部屋に備えてくださっていた水を1本がぶ飲みし、明日に備えて就寝します。(お酒を飲んでも翌日朝から動きたい!という方にアドバイス!①飲酒運転防止、②二日酔い防止、③お酒の飲み方)
【七尾・和倉温泉の注意点】
★和倉温泉は、七尾とは離れていて利便性は十分でない。旅館で食事にするか、事前にしっかり買い出し要。
★今もマンホールが隆起していたり、歩道もアップダウンが多数あったりする。また、用水路の蓋がずれていたり、剥がしたタイルが積んであったりなど、注意して歩かないといけない。
【七尾・和倉温泉で行けなかった気になる場所】
・能登ミルク 本店
・I LOVE DOLPHIN
・リトルピクニック
・ブロッサム
・本さぬきうどん 海よ友よ
和倉温泉と言えばここ!和倉温泉総湯で日帰り温泉
https://maps.app.goo.gl/oWBEQG6MzfmasQtx7
なまこや海ごちそうで能登ならではのお土産を
https://maps.app.goo.gl/aptsAZmao5rSjmbP8
時代の糸・復興支援従事者の憩いの場
https://maps.app.goo.gl/AS11ZY8wdvisGi7w8
七尾市街を少しはずれた場所にある、定食屋さん。お手頃価格で定食・ラーメンなどをいただける。宿泊施設も兼ねており、復興支援工事に来ている方々の憩いの場。一般で入店しても快く迎えて下さる。ただ、席数は多くなく回転も速い。お腹が満たされたら、長居はせずに出発するのが良いだろう。
「海と本と、」
https://maps.app.goo.gl/soEupxubBstKMgeC8
長浦うるおい公園 パノラマ展望台
https://maps.app.goo.gl/6BrFZDCTEGonysUBA
能登の寿司文化をスーパーでも!どんたく 生鮮市場 和倉店
https://maps.app.goo.gl/3p5Bnt1dBGZcSfUd7
JR和倉温泉駅と温泉街の間にあるスーパー。能登のネタを使ったお寿司が充実している。ホテルに夕食がなく、お寿司をたらふく食べたい場合はここで購入するのがおすすめ、美味しいです。能登寿司の底力を感じます。
西田酒店
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地酒がたくさん。贈り物にできるようなお酒から自分用のお土産まで、能登のお酒が網羅されています。
